
パトリ・ミチコさんは、三代続く薬局の跡継ぎでありながら、薬剤師になることを「そうなってしまった」と表現します。家業を継ぐという明確な意志はなく、資格取得自体が目的となり、取得後はむしろ迷いが生じました。そんな中、大学時代に始めた総合格闘技にのめり込み、プロデビューを果たします。しかし、練習中に脳震盪を起こし一時的に記憶を失った経験から「体を大切に」と強く目覚め、格闘技から足を洗います。その後、武道の道へ進み、特に合気道を通じて「相手と魂が一体化する」という見えない世界の探求に魅了されました。力で相手を倒すのではなく、自然に調和することを目指すようになります。現在は薬剤師として「薬を使わなくて済むようになってほしい」という思いを胸に、健康相談にも力を入れています。また、合気道やダンスなど様々な活動を「細く長く」続けながら、思考をゼロにして「自然に帰る」ことを理想としています。言葉では伝えきれない体での理解を重視し、その探求は今も続いています。